歯の生え変わり②

歯の生え変わり②

乳歯から永久歯に生えかわりが始まる6歳頃には永久歯はあごの中で生える準備をしていますが、生えはじめの歯は未完成で、歯の根まで完成するには2~3年かかります。

生えかわりの時期に注意する点は・・・

(1)生えたての歯には積極的な予防をする
生えたての歯の表面は粗いため汚れがつきやすく、酸に対しても十分な抵抗力がない

のでむし歯になりやすい状態にありますから、早い時期にフッ素を活用するなど、積

極的にむし歯予防をしましょう。

(2)乳歯のむし歯もきちんと治療する
永久歯乳歯の下で成長しています。いずれ永久歯に生え変わるからといって乳歯

むし歯を放置すると、その後生えてくる永久歯の歯質や歯並びに影響を及ぼします。

(3)口の中を観察する

  永久歯が生えてきた時に、乳歯が抜けそうになかったり歯肉炎が起きていたりして

いることがよくみられますので、日頃から口の中をよく観察し何か問題があったら歯科

医院に相談するようにします。

基本的に乳歯は自然に抜けるのを待ちますが、乳歯の虫歯が悪化してしまった時など例外的に乳歯を早めに抜いたほうがいい場合があり、このようなとき無理矢理抜くのは痛いし、歯の根っこが歯茎の中に残ってしまってはたいへんなので、自己判断せず早めに歯医者さんに相談しましょう。

 

歯の生え変わり①

歯の生え変わり①

身体の成長にともなってあごも成長し、6歳頃から12歳頃にかけては「乳歯」から「永久歯」へと生えかわっていき、永久歯が生えそろうと噛む力が強くなり、いろいろな食べ物を上手に食べられるようになります。

乳歯20本永久歯28~32本(親知らずの本数によります)で、子供の頃は体が小さく顎も小さいため乳歯の20本で口の中はいっぱいですが、大人になれば顎が大きくなりますので、永久歯が全部生えてもちょうどいいバランスになります。

乳歯永久歯は同じように見えますが・・・

①乳歯の方が全般に永久歯よりひとまわり小さい。

②乳歯は白に近く、永久歯は黄色味を帯びている。

③乳歯のエナメル質・象牙質の厚みは永久歯の

半分程度と薄い。

④乳歯は永久歯にくらべ石灰化が不十分でやわらかい。

・・・などがその違いです。